乳がん記録帳 in スイス

33歳でBRCA2異常の乳がん発見。2019年 肝臓・骨・リンパへの遠隔転移。スイスで治療中。2021死

人生2度目の抗がん剤を選択 2

抗がん剤を選択して、早速開始となった

使うのはゲムシタビン+シスプラチン

血液値がよくないので、半量(もっと少ない?)から始めた

量は少なくても、不思議といままであった熱や痛みが

すぐになくなった…

 

なんとなくで始めてしまった抗がん剤

2回目を始める前に、オンコロジーの医師と

どんな治療を考えているかを聞いた

彼はメトロノーム化学療法を考えていると言った

実はこの方法、自分でもステージ4になってから

ずっと気になってた抗がん剤の投与方法だ

 

メトロノームのいう名前のとおり

長期にわたり、少量の抗がん剤を

定期的に投与していくというもの

抗がん剤は少量だから、副作用も少ない

 

根治の可能性はないので、共存という考えが今の自分に

一番しっくりとくるものだった

また、自分に有効な標的分子薬はほとんどないという現状も

抗がん剤選択の一因である

Webでこの療法を探すと

ごくごく少量の抗がん剤を毎日投与、という説明が多い

自分の場合はそれではないが

生活の質を保てれば良いと思っている

 

生活の質といえば

オラパリブやリボシクリブ などの標的分子薬

これらは思ったより、体や生活の質を下げているように感じた

抗がん剤のような強い副作用はないものの

毎日体がだるい、睡眠不足、食欲不振、やる気不足

オラパリブは食事時間の制限、リボシクリブは脱毛

などの面倒くささも、精神的につらかったように思う

とはいえ、標的分子薬は画期的だ

新しく自分に合うものが登場すれば使用するだろう

 

クリスマスを前に、3回目の抗がん剤を行おうと思っていたが

2回目の抗がん剤後、ヘモグロビンと特に血小板の値が低いため

3回目の投与はせず、鉄剤の点滴と、赤血球を増やす?注射を行った

まあ、2回目の投与はもともと血液値が低かったせいもあるが

血小板が1万5000まで下がったのには、さすがにやばいなと思った

早く回復したい