乳がん記録帳 in スイス

33歳でBRCA2異常の乳がん発見。2019年 肝臓・骨・リンパへの遠隔転移。スイスで治療中。2021死

鼻血とワクチンと脱毛と

鼻血とワクチンと脱毛

12月の薬剤変更から今まで(3月3日)に起こっていることだ

 

シスプラチンとゲムシタビンで弱った体に

夏に起こった原因不明の炎症の治療で更に弱り

効くかどうかわからないカドザイラへと変更になったこの身体

 

血液値がずーーとよくなく、定期的に輸血が必要だった

白血球はそこそこあるのだけれど

ヘモグロビンと血小板が待っても、輸血しても上がってこない

 

ヘモグロビンがないから、ずっと疲れている、歩けば息があがる

常に(特に夜や就寝前など)心臓がバクバクしている

血小板が少ないと、粘膜がなくなるので

胃腸の調子が悪い。うまく動いていない感じがする

排便すれば必ず切れて、体に簡単にアザができる

鼻血も1時間止まらず、体を修復できていないことがよくわかった

 

なので、薬をまた変更して、血液に影響の少ないという

タキソール系をもう一度使うことに決まった

 

そんな中COVIDのワクチンをもらえることになり

1回目は2月の初めに打つことができた

副作用は、頭痛と腕の痛み。痛み止めは効果を発揮したが

腕は痛みというか痺れというか、このままもげるのではないかという痛み?

2,3日後にインフルエンザの軽い症状なようなものもあったが

それらも5日くらいすれば無くなった

 

その後、抗がん剤を変更して

気になってきたのが、体重増加

足のむくみもひどく、普通の太り方ではないなと感じた

あっという間、1週間くらいで44kgが52kgになった

腹水だったら嫌だな、怖いな、これで一気に悪くなるのかと

不安だけしかなかった

 

PET検査をしてわかったのは、やはり腹水があった

量はまだ少ないので利尿剤で様子を見ることになり

おそらく抗がん剤投与で落ち着いたか

自身の回復力がついたのか、よくわからないが

その後は体重も浮腫もおさまってきた

 

現在はアブラキサンを半量で定期的に使いながら

経過を見ていくことになった

ほぼ毎日なんとなく出ていた、熱と痛みが無くなったのだが

脱毛は免れなかった

投与中の冷却をどうするか聞かれたが

医師、看護師は髪が残る確率は50%だと言うので

7年前に脱毛は経験していたので、まあいいかと

冷却はしないでいたが、やはり抜けるものは抜けてしまっている

この文章を書いている今、80-90%くらいは無くなっている

今回はコロナのこともあるので、美容室に行かずに待ってみようと

チャレンジしたが、あまりにもごっそりと抜けるので、インパクトはすごい

髪の毛が大事。コスメ&メイク大好き。自分の美容を常に考えている人は

半端ない精神的ダメージがあるだろうなと感じた

 

この時にしたPET検査で、現状を知ることになった

腹水と肝臓に残るいくつかの腫瘍がよくないポイントだったが

骨やリンパに行った腫瘍がだいぶ消えており

医師はもっと悪く進行していると思っていた。と言っていた

なので、結果としては良くも悪くも横ばいなのではと捉えている

 

そんなこんなで、7年目がマルッと終了し、8年目の闘病に突入する