乳がん記録帳 in スイス

33歳でBRCA2異常の乳がん発見。2019年 肝臓・骨・リンパへの遠隔転移。スイスで治療中。2021死

再発 治療とりあえす終了

昨日9/27日で再発に対する治療がとりあえず終わった
30回の放射線と6回のカルボプラチン

今回も大きな副作用はなく
放射線治療後の皮膚もすっかりきれいになっている
順調に治療が進められたことはとても良かった

抗がん剤投与の際の血管確保も、後半3回は問題なくできた
なぜかというと、針を入れる直前に腕をお湯で温める方法をとったからだ
看護師から勧められたこの方法は
水をたくさん飲むことと、直前にトイレの洗面台に温かい(私は熱めにした)お湯を張り
手から肘までを3分ぐらい温めるというもの
これでばっちり1回で針を入れることができた

抗がん剤による副作用は、胃のムカムカと当日の眠気、倦怠感くらい
あと、食欲が増したくらい
何かを食べれば胃のムカムカが抑えられるので、その日は常に何かを食べていた

さて、タイトルになぜ「とりあえず」と書いたかというと
追加の抗がん剤を試すことになったからだ
この新薬の名前は『オラパリブ』という
詳しくはリンクから

BRCA2変異があり、プラチナ製剤も効いている私には効果があるかもしれない薬剤で
私の住む国では昨年?今年?から保険適用になった模様

とはいえとても高価な薬剤であるためなのか、そう簡単には保険会社が払ってはくれない
病院側が保険会社に支払いを要請したのだが、きちんと説明が伝わっていなかったのか
「手術が可能であるため、保険会社では払わない」と通達がきた
再発で、手術ができないそして BRCA変異があるのは検査からわかっている
再度連絡をしてくれているようだが、保険会社からの返事はまだない

オンコロジストも私たちもオラパリブは使いたい薬だ
なので、見切り発車だが始めることにした
最初の数ヶ月は自腹になるだろうが……
ちなみに薬価はいまのところ448錠で70万円くらいとされているが
支払いがどのくらい送られてくるのか、少し怖い

オラパリブは経口薬なので楽だ。1日2回合計800mg(400mg×2/私はまず少量の200mgから始めることになった)を決められた時間に飲む
継続期間は未定
そして前1時間・後2時間の食事は好ましくないと指示されており
食事コントロールがとても面倒くさくなってしまった
毎日同じ時間に食事を取れれば良いのだが
週3回ダンスのレッスン後、夜遅くに食事を取っているので
それをなんとかしなければならない
レッスン中に何かを食べるなんて、日本にいたら絶対にできないと思うが
外国では大丈夫。今までだってパンを食べながらとかしているし
同僚や生徒も理解があるので、まあなんとかなるだろう

オラパリブ 初めての2錠を飲んだが、2時間経っても何も感じない
とりあえずアナフィラキシーのどのアレルギーなどはなかったので安心だ
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