乳がん記録帳 in スイス

33歳でBRCA2異常の乳がん発見。2019年 肝臓・骨・リンパへの遠隔転移。スイスで治療中。2021死

治療方針の決定

2種類目のテスト結果がやっと出てきた
1ヶ月以上待たされ、何度も医者に連絡し
今週くるだの、明日くるだのと言われるも、書類は来ず
旦那さん共々、いろいろ限界になってきていた

テストは思っていた通りのゲノム検査で
肝臓の腫瘍からいくつかのレセプターが出てきた
書類は全て英語のため私は理解不能
これは専門家の域なので見つかったからといって
自分でどうのこうのできるものではないなーといのが感想
だが、わかったことがいくつもあったので、受けてよかったと思う

総評すると

・腫瘍遺伝子変異量が強くないので、免疫療法をやったとしても効き目が弱そう
・BRCA2が希望
 (乳がんの病的バリアントの一つのPALB2もあった。BRCAに関係しているかも)
・HER2の家族因子であるERBB2はなんとなくあるのだがHER2が無い
・他にもいくつかのレセプターがあるのだが、現時点では
 それに対する薬はない、または乳がんに対しては未知

このような結果である
効果が期待できる薬も一覧で出てきたのだが
それは全てがERBB2に関連し、そしてHER2陽性の薬ばかりだった

このような結果を持って、医師と看護師と共に
きちんと今後の方針を決めてきた
免疫療法やPDL-1系は効果がなさそうなので
従来のホルモン療法と抗がん剤や放射線の治療をベースに
いくつか新しい薬を試して使っていき
そこで自分に合うものがあれば続けていく
HER2が陰性でもERBB2が少しでもあるので、HER2関係の薬も試してみたい
それでも体に合うものが見つからなければ、強い抗がん剤を使っていく
ということになった

すぐに強い抗がん剤を行うと思っていたから
少し肩透かしをくらったような感じになったが
新薬と保険の関係などもあり
旦那さん共々納得し、この方針で続けていくことに決める

まずは経口抗がん剤ゼローダに
ERBB2にも有効とされるネラチニブを合わせて使うことになった