乳がん記録帳 in スイス

33歳でBRCA2異常の乳がん発見。2019年 肝臓・骨・リンパへの遠隔転移。スイスで治療中。2021死

再発 治療方針①

6/29日にオンコロジストと話をしてきた
しつこいが他に転移がないことをもう一度確認し、話を進めた
放射線は来週専門の先生に会いに行く

抗がん剤、カルボプラチンの少量投与と放射線を同時に行うという
カルボプラチンは前回の時も使った。
1度使った抗がん剤は耐性ができてしまい、2度目は効かないと思っていたが、
今回のはがん細胞に対してと言うよりは、放射線治療がより有効になるために使うそうだ。
抗がん剤はこれだけ。ほかの薬については何も言われなかった。

こちらから質問したことは、卵巣を早期に摘出した場合は、効果があるかどうか。
自分で子供が作れないことは決定しているので、
40歳を待たずに卵巣をとってしまってもいいか、と考えている。
そうすれば女性ホルモンが作られなくなるので、予後に関係してくるのではないか?
BRCAもあるので、オンコロジストはそれもアリとの見解だ。取るならば卵巣と卵管。

そして、治療はすぐに始まり、さっそく抗がん剤を点滴。
前回の時にも居た看護師が担当になってくれた。
残念な顔で私の名前を呼んだので、少し涙ぐんでしまった…

前回と変わらない明るい病室。投与の終わりを告げるピープ音がひっきりなしに鳴っている。
変わったのは、数台増えた投与用のリクライニングソファー、体のいろんなところを冷やす道具。
冷却ヘルメット?をかぶっていたり、腕や足を冷やしたりしている人がほとんどだった。
あとは音楽が流れている。看護師がほとんど知らない。

今回はポートがないため血管から。
ポートに慣れている看護師は、「血管見つからない~苦手~」と言いながらも
ばっちり一発でルートを確保できた
1時間くらいで、すべての点滴が終わり、昼ごはんを旦那さんと食べ、帰宅。
若干、胃のムカツキはあるものの、薬は全く必要なかった
眠気がひどく、家に着いてからは3時間くらい眠った

今回は少量ということもあり、おそらく副作用は少ないだろう
だが、前回の時にダメージを受けた体は、どのくらい回復しているのだろう
疲れを感じやすくなった、体力が続かない、ホルモンバランスが完全に変わった
元気だった体を攻撃されるのとは、また違うと思うが
始まってしまった。今回も無理せずやっていこうと思う