乳がん記録帳 in スイス

33歳でBRCA2異常の乳がん発見。2019年 肝臓・骨・リンパへの遠隔転移。スイスで治療中。2021死

シリコン抜去から1ヶ月

左シリコンの抜去から、そろそろ1ヶ月が経とうとしている
真っ平らの胸を見て、すこしがっかりし続けている

真っ平らの胸は、息をすると肋骨に皮膚が直接当たるような
痛いような、苦しいような 変な感覚がほんの少しある
私的にはシリコンやエキスパンダーが入っていた方が
楽な感じがする

1週間前には、放射線1年後検診をした
こちらもこんなんでいいの?で終わった
問診して、傷を診て、傷周辺と首、鎖骨あたりを触って終了
放射線科の医者は、傷が固いと言い、マッサージを薦めた

確かにとても固い
これって骨では?と思うくらい固い

真っ平らの胸には、いつごろ慣れるだろうか
「今後はどうする?」
この質問は会う人ごとに聞かれる
個人的には、数年後にもう一度再建にチャレンジしたいが

悩んでいる。

旦那さんは、もうしないで欲しいと言っている
感染症は辛かったし
皮膚は柔らかくなるのか想像ができない

柔らかくもない皮膚の下に
エキスパンダーは入るのか
多分痛いだろうな
そんなことを考え始めると
再度の再建を諦めたい気持になってくる
そうすると
右側は残したが、はたしてそれでよかったのか
いっそのこと右もシリコンを取り出して
左と同じにした方が、見た目もよかったのではないか
そんな考えが、ずーーっとループしている

はっきり言って、めんどくさい
なので、再建についてはしばらく「お休み」することに決める
シリコンが無い方が便利と感じるなら、その時に取れば良い
数年後、もっと良い再建方法が生まれるかもしれない
期待しながら、待とう