乳がん記録帳 in スイス

33歳でBRCA2異常の乳がん発見。2019年 肝臓・骨・リンパへの遠隔転移。スイスで治療中。2021死

放射線治療 再照射開始

外科医と会って、エコー検査をした結果
手術はしないことになった

エコーはこれまでにないくらい、とても丁寧にみてくれた
腫瘍は皮膚から遠くないところ(筋肉より上)にあるため
手術は可能なようだが、エコーの最中に新たに4つの腫瘍を発見した
(結果的に悪性ではなさそう)
1-2個くらいなら手術で周りのリンパを含め、取り除くことはできるが
数が多いとそれは無理とのことだった
腫瘍がライン状に3つ4つと増えていくたびに、曇っていく医者の顔が
なんとも、不安をあおる

そしてこの時、遠隔転移を疑われた
マジか……
前回のPET検査から1ヶ月、この間に悪性の腫瘍が4つも増えたとしたら
抗がん剤が効いていない、他に原因がある、腫瘍がいろいろな検査により触発された
このように考えられた
マジか……
次の日の朝一にPET検査の予約をし、良性か悪性か、そして遠隔転移をしているのかを検査することになった。

結果は即日出た
見つけた4つの腫瘍はPETでは見えない、とのことだった
なので、腫瘍はまだ悪性化していないか、エコーでは写っているがまだまだ小さなものか
このどちらかということになった

不思議なもので、この結果を聞いて
放射線の再照射による最悪のリスクのことなんて、ふっとんだ
腕が使えなくなるより、遠隔転移の方が怖い

ということで、治療は1択にしぼられ、さっそく放射線の再治療が始まった
あと、放射線のマーキングをタトゥーに変えた
ちいさなホクロが5つほど増えた